ダンデライオン

全く噛みあっていない会話に呆れながら、
「じゃあ、青」

私は珍しい青い綿菓子を指差した。

「青ね。

おじさーん、青い綿菓子1つ」

忍兄ちゃんが屋台のおじさんに言った。

「200円だよ」

私は巾着袋から財布を出すと、100円玉2枚を屋台のおじさんに渡した。

「はい、毎度」

忍兄ちゃんは青い綿菓子を手にとった。

綿菓子の屋台から離れると、
「うん、美味い。

ブルーハワイ味だ」

忍兄ちゃんは綿菓子を口に入れていた。

「えっ、ホント?」

私も綿菓子を口に入れた。

忍兄ちゃんの言う通り、ブルーハワイの味が口の中に広がって溶けた。