お父さん、声デカいよ…。
普段はゴキブリも退治できないくらい、気は小さいくせに…。
私は心の中で毒づきながら、人差し指で片方の耳をふさいだ。
「えっ…何で忍くんがここにいるんだ?
名古屋で働いてたんじゃないのか?
麻子、何で黙ってたんだ?」
私に問いつめてきたお父さんに、
「私だって忍兄ちゃんがここにいることにビックリしてるのよ!」
と、返した。
「忍兄ちゃん曰く、私に手紙を送ったとかって言ってるけど…お父さんの方こそ、何か知らないの?」
そう言い返した私に、
「手紙?
…あっ!」
お父さんは何かを思い出したと言うようにポンと手をたたいた後、急いで中へ入って行った。
普段はゴキブリも退治できないくらい、気は小さいくせに…。
私は心の中で毒づきながら、人差し指で片方の耳をふさいだ。
「えっ…何で忍くんがここにいるんだ?
名古屋で働いてたんじゃないのか?
麻子、何で黙ってたんだ?」
私に問いつめてきたお父さんに、
「私だって忍兄ちゃんがここにいることにビックリしてるのよ!」
と、返した。
「忍兄ちゃん曰く、私に手紙を送ったとかって言ってるけど…お父さんの方こそ、何か知らないの?」
そう言い返した私に、
「手紙?
…あっ!」
お父さんは何かを思い出したと言うようにポンと手をたたいた後、急いで中へ入って行った。



