「私のクラスは…と」

「A組じゃない?」


え?

突然話しかけてきた女の子
茶髪で目がくりくりしている
いかにも可愛らしい女の子。


「あっはは!!ごめんねいきなり話しかけちゃって!私もA組なの!
んで!つい隣の子の番号みてみたらぁぁ
な、なぁぁぁんと!私の後ろの番号でした~!的な?」

「あ…はい。」

テンションがついていけない。

「わわックールガールだね~
 あ、私の名前は白田朱莉
 あかりんでもなんでもよんで!」

「宜しく」


めんどくさい奴。
そのまま教室に行こうとした瞬間
手首をぐいっと引っ張られた

「うっわ…」

「ちょちょちょ!せっかく
 同じクラスなんだからさ
 一緒に教室行こうよ!それにアナタの名前聞いてないし?」

「言うつもりもなかったし
 どうせ自己紹介とかでもやって
 わかるでしょ?」

「どぅえええええ?!つめた!
 でもイイネ!私クールな子好きだよ!
 さ、行こう行こう!」

本当にめんどくさい子。
まぁ、そのうち
無愛想女~とでも呼ぶんじゃない?
と、そのときは思っていた


なんだかんだ。朱莉には感謝してる。
最初の友達。