現在、私は高校1年生の春
1年生最後のテストを控えていた
「おっはよう、未央ぽん!」
「おはよう!!あかりん~!」
今は朱莉といつも一緒に登校している
クラスの中では超絶仲良し白黒コンビと言われてる
「未央ぽんって入学式の時と全然違うよね入学式のその次の日はスッゴく変わっててビックリした」
「フフっまたその話か!」
朱莉はいつもいつも登校するときに
この話を持ちかける
「んで、その(えがおにしてくれたせんせい)っていうのはまだ見つからないの?」
「うん。この先生だ!っていう証拠がないの」
全力で探してるつもりなんだけど…
絶対隠してるよね
「ふぅぅん。春先生だといいね~!!」
「私もそれは思う」
「っていうかまさか未央ぽんが春先生のコト好きになるとは思ってなかった」
「私も」
私は
ある出来事で春先生を好きになった
笑顔になることで
自分の気持ちが素直になったせいか
春先生に惚れてしまった。
ある出来事っていうのは…
「廊下の曲がり角でドゥオオオオオン!!
そしてそして~偶然の手の触れ合い」
「朱莉!それ大声で言わないでよ!!」
「単純すぎて笑えるんだけどっあはっあはははは!!!」
そう、ただ単にそれだけで
私は惚れてしまったのだ。
「それにしても未央ぽんは
それだけのことで
人を好きになっちゃうんだね!」
「だ、だって。あんなイケメンな先生いたら手とか触れ合ったりしたら誰だって惚れるでしょぉぉぉ!!!」
「入学式の台詞思い出してみてよ!!
何だっけ? イケメン?興味ないだっけ??え??」
うぅ…。
確かに入学式は全くイケメンとか興味なくて恋愛とかもうどうでもよくて…先生とか…色々思ってたけど
「ごめんね」
「ッフハハ別に大丈夫だよ
私春先生のこと好きじゃないし
別にいるから」
「え、誰か好きなひといるの?!」
「え、あ、う、ん、まあね笑」
ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ?!?!
朱莉好きな人いるの?!
