「黒田さん!!」

ドタバタと先生たちが会議室に入ってくる
先生たちは
額に汗を流しながら問いを掛ける

「いきなり教室から飛び出すなんて何かあったんですか?!もう心配したんですよ!
こんなの異例ですからねぇ?!」

「迷惑かけてごめんなさい」


謝るコトしか出来なかった。
と、その時担任の木巻先生が
優しく声を掛けてくれた

「何があったのかは今
 聞かないけど…嗚呼無事で良かった」

安心した、木巻先生と他の先生たちは
腰をぬかしていた

「今日は真っ直ぐ家に帰ってゆっくり休みなさい」

「本当にごめんなさい」

「明日そのことは聞きます!
 あ、遅刻しないようにね!」



先生たちに挨拶をして
私は先生の言うとおり真っ直ぐ帰った。

帰り道は色々な事を考えた。
一番は笑顔の楽しさ
本当に感謝しなきゃ。

そして…あの先生は誰だったのか

「声ちょっと違うよなぁ」

こうして次の日から
私は先生にお礼を直接言うため
先生探しを始めた。

勿論、木巻春先生には怒られました。