「よし、すず。腕組もうか。」




「…えっ!?」




「また迷子になりたいの?」




俺がそういうと、素直に俺の腕に自分の腕を絡ませたすず。

迷子がちょっとトラウマにでもなったのかな?




「次はどこ行きたい?」




「イルカのショーみたい!!」




さっきまで、ご主人様に構って貰えずしょんぼりした仔犬みたいだったすずはどこへやら…。


今では元気なすずに戻った。