side:そうちゃん 彼女の髪が春の風にのってふわっと揺れた。 最初は何気なく、泣いている女の子がいる、それだけで声をかけた。 話を聞いてるうちに相手のことを思いやる彼女をステキだなって感じるようになった。 いつもニコニコしていて、俺の話も楽しそうに聞いてくれて、楽しそうに自分の話もしてくれて、 そんな彼女に惹かれていた ────────。