俺は教室から出ようとした。
…アイツと蹴りつけてやる!
「…おい、晃何処行くんだよ」
蒼が俺の腕を掴んできた。
…止めるなよ、俺を!
「何処だっていいだろ!」
「何感情的になってんだよ、少しは落ち着けって」
「は?こんな状況でどうやって落ち着けって言うんだよ!」
「…どうしたんだよ、お前。なんかあったのか?」
「どうもこうもねぇよ!」
「…おい!晃!!」
俺は蒼の腕を振り払い、中庭に向かう。
…俺だって、結奈が自分に気がないことぐらい分かってる。
結奈が他の男を好きになるのは仕方がないことだとおもってる。
…でも、アイツだけは俺が納得できねぇ!
周りの女からチヤホヤされて、王子様キャラ気取りやがって…
俺でも危険な奴だって、気づくっつーの!
…でも、結奈は鈍感だから分かんねぇかもしれねぇ。
だから、俺がなんとかするしかねぇだろ!
俺は走っていると、中庭から出てくる2人が見えた。
…よし、間に合ったな。

