近くて遠い存在。




*晃said*










俺は最近イライラしている。
その原因は、よく教室に来るアイツのせい。
アイツは結奈と知り合ってからよく来るようになった。
それに、アイツが来ると女子もついてくるからうるさくてたまんねぇ!

…それよりも、俺が気に入らないのは結奈への態度。
今日も結奈の肩に手を回したりして、ベタベタ触ってんじゃねぇよ!



俺は、保育園の頃からずっと結奈が好きだ。
でも、アイツは鈍感だから俺の気持ちなんてちっとも気づいてねぇ。
…俺はあの時から決めてんだよ。
アイツを守るのは俺だって。

だから、結奈とアイツが一緒にいるとジッとしてられねぇって言うか…
アイツは危険なような気がするんだよ…

そう思ったら、俺は結奈にあんなことを…

『気にくわねぇんだよ、俺が!』

さすがに、あれは出過ぎた真似をしたと思ってる。
でも、俺は……



俺は窓から外を見た。
中庭で結奈とアイツが2人で昼飯を食っていた。
…くそっ。
なんなんだよ、アイツは!

俺は感情的になり、机に拳を打ちつけた。
ジンと痛みが伝わったが、このぐらいどうったことねぇ。

…アイツをなんとかしなきゃな。