近くて遠い存在。











そして、放課後。
あたしはいつも晃と蒼と3人で帰る。
家が近いしね。



「結奈、帰るぞ」

「うん!」


あたしは急いで準備をして、教室を出る。
すると、女子たちの声が聞こえた。
これって…
あたしは女子たちがいる方を見ると、そこには朝倉先輩がいた。



「…あっ!結奈ちゃん!」

「…えっ!?」



すると、朝倉先輩は女子たちを掻き分けてあたしの元にやって来た。



「…結奈、知り合いか?」

「うん。今日知り合ったの」

「どうも。3年A組の朝倉 優馬です」

「…あっ、幼馴染みの晃と蒼です」

「…どーも」

「…」



2人とも反応悪いなぁ。
相手は先輩なのに…



「あの、真尋探してましたか?真尋ならもう帰っちゃったんですけど…」

「いや、結奈ちゃんに用があるんだ」

「えっ!?…あたし、ですか?」

「うん。ちょっと、いいかな?」



…どうしよう。
晃と蒼を待たせちゃってるし…
でも、真尋のためにも朝倉先輩の情報は掴んでおきたいし…