『Sicario』、つまりは我が家へ着いたわけだが...。
家に入った時の皆のリアクションは、大体の予想と一致した。
「し、白ちゃん...。如何したのさ?突然。」
「ギフトちゃん聞いてよ!!黒がね!!」
「黒虎兄さんが何だって?」
ギフトはキッチンで昼食を作りながら、白虎に質問した。
昼食を作っているのだと思うが、何故白衣を着ている。
変な薬盛っているのか。
ギフトは手を休め、テーブルにある椅子に白虎を誘導して、自身は白虎の目の前に座った。
俺も釣られて、ギフトの隣にある椅子に腰を降ろした。
ディーブはさして興味が無いのか、ソファーから離れる素振りは見られない。
ドールは恐らくギフトの命令か何かで、何処かに居るのだろう。
何が楽しくて、言う通りに動くんだか...。
「ギフトちゃん!!黒が女の人と会ってたの!」
「黒虎兄さんも男だし、其れ位はあるでしょ。」
「何時もは私に報告するのよ!」
「...報告してたの?」
流石にギフトの表情が強ばる。
「黒虎兄さん、プライベート位は秘密にしておけば良いのに...。」
テーブルに肘をつき、ギフトは頭を抱えた。
ギフトからしたら黒虎の行動は理解不能だったのだろう。
俺もだが。
「で、何でそんな事わざわざ僕に話に来たの?」
「其の女突き止めたいからよ。」
至極当然のように白虎は答えた。
「いや、僕興味無いし...。白ちゃんなら充分出来るでしょ。」
「私がこそこそしてたら、黒が感付くのよ。」
「其の言いぶりは、以前したんだね...。」
「そうよ。」
「自信満々で言う事じゃないからね。」
ギフトはやれやれと言った感じで、溜息を吐いた。
自分の興味がある事以外は、基本頭が動かない...ギフトはそう言う脳の持ち主だ。


