【Train Jackの後の話です。】





























side:セルリア
裏路地に目を向けただけで、誰がこんな事を予想しただろうか。

少なくとも俺はしないね。

したくもない...。

だって俺は関係無いんだぜ。
予想もなにも出来たもんじゃねぇーだろ。
なぁ、そうだよな...。

しかもよりによって、他人の恋愛だぜ。
如何かしてるって話だろ。

でも関わらねぇーとギフトが五月蝿く言うし、逆らうとドールが殺しにかかってくるだろ。

ディーブは基本無関心だから、俺にどうこうするわけでもねぇー。

ギフトも自分で動きゃー良い問題なんだけどよ...。ギフトは命令するのが好きだし、腹立つけど上手ぇーだろ。
だから口出し出来ねぇー訳で...。

で、『Sicario』のメンバーで色々話し合ったり、一応発端である白虎とも一緒に話したんだぜ。

他人の惚気話ほど面倒なモノはねぇーと思う、全くそうだろう...。

俺、話すの苦手だから全然伝わってねぇーと思うから...。

頭の中でケビンに話纏めてもらって、其れを話す事にするよ。

ズリィーとか言ってんじゃねぇーぞ。
俺は“学校”なんて場所に行ったことねぇーから、文字の読み書き覚えたのもケビンと一緒になってからなんだからな。

だからと言って馬鹿とかいうんじゃねぇーぞ。
ナイフから銃までどんな武器でも使えるんだ。
武器じゃないものも武器として使う事もあるけどな。

まぁ、んな事如何でも良いんだよ。

取り敢えず俺の話を聞いてくれ。