【番外編】 Sicario ~哀しみに囚われた殺人鬼達~

「これで、作戦成功出来るの...?」

「大丈夫っつーの、これくらい。...逆にディーブは大丈夫なのかよ。」

「...5割...」

「後の5割は何処行ったんだよ。」


苦笑いのセルリアを無視して、窓の外を見つめた。
セルリアから少し文句を言われたけど、彼が本心からそう思っていない事を僕は知ってる。
だから傷付かないし、傷付けない。

如何やらぼくの頭の中は、今上手く整理出来ないみたいだ。
自分が何を思っているのか、何を思いたいのか...良く解らない。

黙り続けているぼくをセルリアの大きな手が包んだ。
此れは解りにくい表現だ...。訂正しよう。
セルリアが僕の頭を撫でたのだ。

大きくて、角張っていて...、
それでいて、優しい。


「そんじゃ、行ってくるな。」

「...行ってらっしゃい。」

「おう!」


セルビアはそう言って、笑顔で出て行った。