「裕貴にね、前に手紙で告白したらOKもらっちゃった!!」


嘘だ。なんでさやなの。

「そ、そうなんだ!良かったね」

必死に笑顔を作った。笑ってないと涙が落ちてきそうで、怖いから。

「それだけ!じゃあね!」

さやはそう言って私の前から去っていった。

「私の気持ち考えてよ…」