「くるみー!亮がねー葵のプリント持って行ってくれないのー」
葵の声で現実に戻された。
「亮ー!葵は自分でもってくってよ!(笑)」
次は葵をいじる。
「了解!(笑)」
それに、亮ものっかる(笑)
「2人とも意地悪ー」
そういうと、亮が
「嘘!持ってくよ!(笑)」
っていう。
毎日こんな会話が続く。
楽しいけど、複雑な気持ち。
キーンーコーンカーンーコーン
「あっ!席戻らなきゃっ!じゃあね!亮もあとでね!」
どうして、亮の名前を呼ぶんだろう。
やっぱり、2人って…
あーダメだー
プラスにならなきゃっ!
「葵ばーいー!」
何事もないように、笑顔でこたえた。