羨ましかった。

僕にも同じ事をして欲しかった。

でも僕はたかが硝子。

撫でても堅いし冷たい。
赤い瞳おろか色すらない。

君が羨ましく憎かった。


同じ形をしてるのに。


なのになんで僕はこんな姿なの?

僕だって君と同じような姿になりたいのに。

泣きたいけど、泣いてたのは
僕の心と空だけだった。