「うわー!!!」

隣の部屋で、悲鳴が、聞こえる

「なぎさ〜!!早く来てよ!」

「何!?」

母が騒いでいた。

「でたよ!」

「でたよって、何んですの?」

「Gが、いるよ!」
私は、ゴキブリ一匹で騒ぎまくっている母に、恐怖を感じた。

母は、昨日までの暗さが、嘘のようだ

「朝から、元気デスねー」

騒いでる母に冷静に言った。
「今日なんかあるの?」

「あー、今日友達と出かける。夜遅いから。」

「それで、機嫌が、良かったのね」

私は、そういって、ご機嫌な母をほっとき、ゴロゴロしていた。

一それから、数日後

母は朝から電話をしていた。
こないだの手紙を書いてくれた奈津子さんとの電話らしい。

私はほっとした。
「お母さん、学校いってきてもいい?」

「あっうん。お母さんも、今日出かけてくるから。」

遅刻をしてしまうと思い、急いで家を出た。

久しぶりの学校。
授業進んでるな〜 ぶつぶつとつぶやきながら、校門をくぐった。

「おはようございます。先生、おひさしぶりです。」

「もう大丈夫なの?」

「はい。」

一礼をして、その場を去った。
そして、教室へと向かった。

「おはよう!?」