「おはよう」
爽やかな笑顔で私の頭を撫でるのは、大好きな颯人君、
こうして、毎朝隣に住んでいる颯人君は私を迎えに来てくれて、こうやって挨拶をして頭を撫でてくれるのが毎朝の日課なんだ‼︎
私の両親は、高校から付き合い結婚。
その時の、ぱぱとままの親友が颯人君のお母さんとお父さんというわけで、今も大の仲良し、
だから、家も隣で私と颯人君は産まれた病院も同じ。
物心ついたころには、隣では当たり前のように颯人君がいて…
思春期になって、颯人君を男の子としていしきし始めて、好きという感情に気付いた時には颯人君はもう、人気者で…
いつの間にかできてしまった、幼馴染という壁。
この壁が私の想いを邪魔するんだ…

