「じゃあ、先教室戻るね、 なつはゆっくりおいでね!」 シーン、と静まり返る保健室。 私の鼓動だけが響いてて、頬が熱い、 足の痛みなんて、もうなくって ただ好きが溢れていく。 綺麗に貼られた湿布に触れて、 あの男の子には悪いけれど 私にボールを当ててくれてありがとう。 なんて思ったりしちゃった。