「どこ痛めた?」 優しく足に触れて、そこだけが妙に熱を帯びて… 「捻ったかも、とりあえず湿布貼っとくね」 保健室の先生は出張らしくて、手当は全部颯人君がしてくれた。 「っ、」 ピタッと貼られる冷たい感覚に驚けばら 「ごめん、ごめん!」 下から覗き込まれるように微笑んで… 「無理したらダメだからね!」 そう言って、私の頭を優しく撫でて… キュンってまた胸が高鳴った。