黒イセカイデ。

するとカンナさんが食堂に来た。

僕を見ると驚きと怒りを合わせたような顔になった。

「あっ、朔!お前は人に心配かけて!
昨日はどうしたの?大丈夫か?」

「ごめんね、カンナさん。」

質問に答える前に謝られて、
少し不満そうにしながら、

「う、うん・・・。」

カンナさんは頷いた。

「学校で先生に怒られたらしいのよ。
カンナちゃん、許してあげて?」

「そうだったんだ、ま、誰にでも失敗はある!
私も昨日は遅くなってごめん。
・・・でも勝手にどっか行かないでよ?朔。」

「うん、わかった。」