黒イセカイデ。

とにかく走って、走って、走るしかなかった。

僕は、暗殺者なんかじゃない。

一般人だ。

いつも通り《本当》のではないけど家族がいて、学校にいけば僕を受け入れてくれる人がいる。
あの殺人は事故だったんだ。

だれか、僕は正常だと言ってくれ。

騙されただけだって。

僕はそんなやつじゃないんだって。



でも誰が証明できるんだ?

誰かが全てを見て、僕の気持ちを悟ってくれたわけじゃない。

知っているのはあの狂った連中だけだ。

あいつらは敵だ。

敵に、弱みを握られてしまったんだ。

僕は、どうしたらいい?

僕は、どうすごしていけばいい?

何に、頼って生きていけばいい?






だれか・・・たすけて。