,,,「さくちゃーん!おきなさい!!」
重っ
なんだか嫌な夢を見た気がする。
起きるとほぼ何も覚えていないのだ。
太陽の光に目が痛くなる。
目が慣れると
目の前には見慣れた幼い女の子の顔があった。
「あき、おはよ・・・。」
あきは、1年前にこの施設にきた5歳の女の子。
最初は誰にも心を開いてくれなかったけど、
みんなが優しく声をかけるうちにいつの間にか
子供達のムードメーカー的存在になっていた。
「がっこーおくれるよ?はやくきがえてね!」
そう言うとあきは僕の制服と鞄を目の前においた。
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