同じ空の下で

大好きだからこそ、側にいたかった。

大好きだからこそ、支えたかった。

大好きだからこそ、泣かせたくなかった。

「なんで…そこまで…俺のこと…。」

“世界で1番好きだからだよ。”

なんて言えない。

言えないけど…。

1つだけ言えることならある。

「私は…涼太の…。」

声が震える。

震えても言うんだ。

伝えるんだ。

私の今の気持ちを。

“好き”とか“愛してる”とかは言えない。

そんな勇気はない…。