同じ空の下で

駄目だ…。

泣いちゃ駄目…。

泣くな…。

「もっと皆と一緒にいたい…。」

私は必死に涙が落ちないように

目に力を入れる。

「もっと…もっと…。」

もう…限界かも…。

私の目からは今にも涙がこぼれ落ちそうな程

涙が溜まっている。

「もっとお前と一緒にいたい…!」

涙が一気に溢れ出す。

私だって一緒にいたい。

これからもずっとずっと一緒にいたい。

なんで…?

どうして涼太なの…?

こんなに皆から好かれてるのに。

こんなに優しいのに。

こんなに…好きなのに…。

神様は意地悪だ…。