同じ空の下で

「昨日のこと…。」

昨日?

「冷たくしてごめん…。」

あぁ…。

そのことか…。

「傷付けてごめん…。」

涼太は今にも泣き出しそうな顔をして

繰り返し謝罪してきた。

「もういいよ!
気にしてないから!」

これは本当。

昨日のこと気にしてたら

こんなに笑って涼太と過ごせないじゃん?

それに、話し掛けることもしないと思うし。

すると、涼太が1歩ずつ私に近づいてきた。

涼太の手が私の頬に触れる。

な、な、何!?

全身の熱が顔に集中する。