同じ空の下で

「どうしたの?」

ふと涼太に聞いてみた。

呼び止めるということは、

私に用事があるからでしょ?

涼太は黙ったまま。

何なんだろう…。

聞こえなかったのかな?

そう思ってもう1度聞いてみようとした。

そしたら、

「ごめん。」

涼太がいきなり謝ってきた。

「え?」

私は何に対しての謝罪なのかが

理解できなかった。

転校することについて謝ってるの?

でも、それは涼太が悪いわけじゃないし…。