同じ空の下で

一斉に皆が涼太の周りに集まる。

涼太は更に大きく目を見開いている。

「な、なんだよ、お前ら…。」

超驚いてる。

当たり前だよね。

少し笑いながら、密かに梨乃とハイタッチした。


ー昼休み。

お弁当を食べた後の自由時間。

いつもは喋ったりするだけだけど、

今日からは違う。

「涼太!ドッジボールしようぜ!」

「サッカーだろ!」

「いや、野球だろ!」

男子達が涼太に次々に話し掛ける。