同じ空の下で

家が隣同士で

両親の仲もとても良く、

0歳の頃から

兄妹のように育ってきた私達。

涼太はずっと私のことを

妹扱いしてきた。

でも、私は物心ついた時から

ずっとずっと涼太のことが好きで…。

当然、本人は気づいてるはずがなく…。

気持ちを伝えることで

今の関係が壊れることを恐れて、

私も告白することから逃げていた。

運動も出来て、頭も良く、

顔も整っている涼太が

モテないわけがなく…。

小学校高学年辺りから

涼太は“超”がつくほどのモテ男になっていた。