同じ空の下で

涼太の顔は相変わらず真っ赤。

だけど、私も負けないくらい赤くなってきてる。

自分でも分かるぐらいに顔が熱い…。

「ん!」

涼太が右手の小指を出してきた。

何の合図?

いまいち状況が理解できていない私に、

涼太は少し呆れているようにも見えた。

「同じ高校行くっていう約束!」

え?

約束なんてしちゃってもいいの?

あー…もう…大好き…。

自分の右手の小指を涼太に向ける。