ふわっと手摺りから降りてベットの横に腰掛ける。



「今日は熱があるのに…」


つぼみは私の額に手を当てて心配そうに顔を歪める。



「つぼみやっと来てくれたね。」


「待ってたの…?」


「待ってたよ。」


私はつぼみには本音が言えた。


ママにもパパにも言えない本音が…



「これからは毎日来てくれる?」


「つゆりが望むなら。」


つぼみは立ち上がり窓の方に歩き出した。