登坂愛華
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結城蓮
高校に入学してから、蓮には彼女ができた。
私とは、中学に入ってから、まともに話してくれないのに。
「好きっ!大好き!!」
「お前のこともう離さねぇ。」
「うひゃっ………!?」
もう止められないの。
蓮の手が触れるだけで、涙が溢れるほどドキドキするの。
甘い言葉が耳元に降るだけで、あたしの胸の奥がキュンって音を立てるの。
苦くて甘い本当の恋がここにある。