総長様と孤独姫

「総長、そちらの方は?」

一番手前のスカンクが聞いてきた。

「恋。俺の女。」

俺の女?私が?いつから?
アリエナイ!!

「そーなんすか。」

「後で紹介するから集めとけ。」

「了解です。」

1人でポカーンとしてると

「行くぞ」

強引に総長室に連れてかれた。

「ちょっと、いつ私が秀斗の女になったの?」

「今?」

「ふざけないで。
 絶対イヤだから!」

「恋に拒否権はない。」  

「いい加減にして!  
 絶対ならないから!」

「恋は何を隠してんだ?」

秀斗にバレてた!?どうしよう? 

「もっと頼れよ。」

「無理よ! 
 誰も信じられない!」

「過去に何があったんだよ。」

「秀斗には関係ない!
 どうせ見捨てるんでしょ?」

「俺は見捨てたりなんかしない!」