「恋」

キュン

急に名前で呼ばれて少し胸が高鳴った
どうしたんだろう私。

「これからどこに行くか分かってんの か?」

「倉庫でしょ?」

「はぁ」

ひどくない?
ため息つくことないじゃん!

「何の倉庫に行くのかだよ」

「わかんなーい!」

「はぁ」

またため息つかれた。
さりげなくショック何だよ?

「雨翔っていう暴走族の倉庫だよ。」

「えっ!?」

いくら私でも雨翔くらい知ってる。
世界No.1暴走族だ。

「秀斗、雨翔だったの?」

「ああ。俺は総長だ」

「えっ!?
でも不良だよね?襲われない?」

「大丈夫だ。俺がいる。」

「ホント?離れないでよ?」

「ああ、約束する。」

良かった!暴走族とか怖すぎ!

でも、どうしてだろう?
秀斗には初めて会ったのに心開けてる

不思議!