私を嫌がっている男に
ご飯を作るのには抵抗がある。
しかも復讐してやりたい連中だし。
だが作らないと何を言われるか
分からないし……。
「ママお昼ご飯作るからその間
遊んでいらっしゃい」
そう言うと
「あ~い。」
美桜は、機嫌良く返事をしてくれた。
クッキーがあるから上機嫌らしい。
おもちゃで遊んでいる間に
さっさとオムライスを作る。
これも美桜が好きなメニューだ!
4つのオムライスを作るとテーブルに並べる。
あとオニオンスープとミニサラダも
「美桜。お昼ご飯よ~それとあなた達も」
あの2人にも言った。
「えっ?
俺もですか?」
秘書の笹野は、驚いて聞き返してきた。
「いらないならいいけど
まぁお客様ですから」
本当は、早く追い出したいけど
「笹野も食っていけ。
ほぅ…オムライスか」
この男は、気軽に
言いさっさと席に着いてしまう。
あんたは、少し遠慮して欲しいわ!!
「タマゴしゃんが、オムライチュになったのよ。
美桜。ママのちゅくるオムライチュ好きよ!」
椅子に座らすと美桜がそんな事を言ってくれた。



