そうしたら小さなガキが
誤って転んだ拍子にお前のドレスを派手に
飲み物で溢した。
きっと、怒鳴り散らすか
嫌味の1つでも言うのかと思っていたら
『大丈夫?元気なのは、
いいけど危ないから気をつけようね』
そう言って泣いていたガキに
笑顔を見せていた。
俺は、その笑顔が目に焼き付いて
どうしても忘れられなかった。
今、考えると一目惚れだったのだろう。
あの大澤の女なのに…。
ずっとその事ばかり考えて
頭から離れないでいた。
そんな時
たまたま立ち寄ったお店で
大澤を見かけたんだ。
俺に気づかないのをいい事に
好き勝手お前の悪口を言っていて
『あぁ、結婚ってするもんじゃねぇ~よな。
最初は、見た目が華やかな美人だし
大企業の令嬢だったから
お見合いを受け入れて
結婚したけどさ~全然ダメ』
「異様に所帯染みててさ~つまんねぇーの。
まぁ、いい身体はしているけど
やっぱり女は、刺激的なのが1番だな。
君みたいに」
そう言いながら他の女とイチャつきだした。
許せなかった。
アイツの自分勝手さに。
お前の事を悪く言っていたアイツに…。



