「でしょ?もう日射病になりそうなぐらいよ」
誤魔化すようにまた言った。
良かった。
気づかれてないみたい。
「なら、早めに切り上げて帰った方がええな?
子供達も脱水症状になったら大変やさかい」
子供達を見ながらすみれは、そう言った。
私もチラッと見ると美桜達は、
小さなボールを転がして遊んでいた。
日射病にならないように帽子を被せてあるが
「…そうね」
私も同意する。
結局早めにすみれ達と別れ帰宅した。
昼食を早めに食べると
自宅でゆっくりする事に。
夕食の材料を買うのは、
美桜がお昼寝から目を覚ました
夕方頃にした。
日中だと暑いし、幼い美桜のためにと思って
近くの商店街で買い物を済ませた。
美桜は、横でお菓子を持ちながら
機嫌良く歩いている。
そうしたら
「あれ…?一条院ではないか?」
私の名を呼ぶ声がした。
「えっ?」
振り返るとスーツ姿の男性が居た。
えっと…。
誰だったかしら?
何か見覚えがあるような……ないような?



