「克服って…美桜は、まだ小さいのよ!?
無理してやらせる必要なんてないじゃない」
また、泣かせてまで入らせるなんて酷い。
「小さいから余計にだ!
中途半端にさせてるとさらに悪化させるだけだ。
なら、まだトラウマになりかけている内に
克服させるべきだ」
はぁっ!?
「あなたの言っている事、ちょっと横暴じゃない?
人の子を何だと思っているのよ!?」
私は、怒りが収まらなかった。
「大事なガキだからこそだ!!
いちいち反論してないで大人しく見ていろ」
そう言い返してくるアイツ。
「……っ!!」
私は、驚いて黙ってしまう。
大事な……?
大事だからって…何だと言うのよ。
アイツは、美桜を抱き上げたまま
リビングから出て行ってしまった。
「あ、ちょっと!?」
慌てて追いかけた。
脱衣場に行くと美桜を脱がせる前に
自分の服を脱ぐアイツの姿が見えた。
「キャアッ!?」
ドアを開けたが、慌ててすぐに背中を向ける。



