耳がキーンとなるぐらいにうるさい。
「ちょっと美桜。泣かないで…」
しかし
「ふぎゃああ~っっ!!」
泣きじゃくり手足をバタバタさせて
嫌がりだした。
こんなに抵抗する美桜は、初めてだ。
普段は、愛嬌のある大人しい子だから
「美桜…」
するとアイツが慌てて入ってきた。
「おい、さっきから何だ?
向こうまで聞こえてうるさいぞ」
「キャアッ!!
ちょっと、入って来ないでよ!?」
隠すにも美桜を両手で持っているため
隠せないし
「…っ!!」
アイツは、パッと顔を横に逸らした。
「ふぎゃああ~っっ!!」
まだ手足をバタバタさせて嫌がりだした。
「ちょっ…お願いだから暴れないで美桜。
落ちるから」
必死に落ちないように抱きかかえる。
私にしがみつき震えていた。
こんなに怖がるなんて…。
「どうしたんだ?
コイツが、こんなに泣くなんて」
目線を逸らしながら聞いてくるアイツ。



