「おい。うるさいからガキを連れて先に
遊ばしてやれ。
俺が代わりに並んでおいてやるから」
アイツがそう言ってきた。
えっ?
「でも、本当にええの?」
「あぁ、そこで泣かれたら他の客に迷惑だからな」
素っ気なく応えるアイツだった。
「すみません。ありがとうございます。」
「おおきに。ならお言葉に甘えて
そうさせてもらおうか?」
すみれと彩美が遠慮しながらも応えていた。
「…そうね」
アイツがそういうなんて意外だわ。
いや…そういう奴だったかしら?
微妙な気持ちになりながらも
子供用プールに行った。
子供用のプールは、浅いため
小さい子も遊べるようになっている。
小さなすべり台もあり
すでに何人の子供達が遊んでいた。
雷輝君と彩音ちゃん
興味津々と水の中に足をつける。
美桜も興味津々としゃがみ込んでいた。
「水しゃん。温かいのよ…?」
手で水をバシャバシャッとさせながら
不思議そうに言う。



