「ま、まぁまぁかしら…?」
曖昧に返事する。
そうすると
「美桜は、おいちぃのよ。
ハンバーグしゃん大好き」
幼児用のフォークをブンブン振り回しながら
言ってきた。
「素直じゃない奴」
ニヤリと笑ってきた。
ムカつく。
素直に美味しいなんて二度と言ってやるものか。
黙ってサラダを食べた。
本当、ムカつく。
だけどハンバーグは、本当に美味しくて
あっという間に完食してしまった。
「ごちそうさま」
さすがに作ってばかりだと悪いから
片付けようと立ち上がろうとする。
だがアイツが
「お前は、病人なんだか大人しくしていろ。
下手に動いて熱を出されたら困る」
そう言い私の分のお皿を取り上げられてしまう。
「あ、大丈夫よ。もう治ったし…」
「嘘つけ…」
そう言うとキッチンに行ってしまった。
ムッ、失礼ね…。
ブツブツと思いながらアイツを見る。
食器洗いをしている姿も何だか不思議だ。
「……。」
複雑な気分でもあるしモヤモヤする。
ジッと見つめていた。



