自宅マンションに着くと
洗濯物が取り込んでいない事に気づいた。
慌てて取り込む。
「あ、そういえば
あんた夕食どうしたのよ?」
「食べてる暇があるかよ!
お陰で腹が減って仕方がない…何か作れ」
アイツは、背広を脱ぎ捨てソファーに座った。
命令しないで!
だが、私もほとんど食べて無いため
お腹が空いてきた。
変なの…さっきまで食べたく無かったのに
不思議に思いながらもガチャッと冷蔵庫を開けると
中身をチェックする。
簡単なあり合わせなら作れそうだ。
「簡単な物でもいい?
それならすぐに作れるけど…」
「あぁ…それでいい。
さて、風呂でも入って来るか
お前も一緒に入るか?」
そう言いながら美桜の頭をポンと撫でる。
「いちょに入りゅ~」
美桜は、元気に返事しながら
しがみついていた。
「……。」
私は、その姿を見ながら複雑な気持ちになる。
お風呂に入りに行ってしまった2人。
私は、その間に作るがおもわず右手を眺めた。
まだアイツの感触が残っている。
温かい感触が…。



