「あっ?
まだ文句を言う気か?」
「いえ…不思議に思って。嫌いかと思ったから」
「あぁ、嫌いだな。
人が多過ぎてうんざりする」
キッパリと言い放つ。
はい!?
なら、何故来ようと思ったのよ?
言っていることが矛盾している。
「じゃあ、何故行く気になったのよ?」
「ただの気まぐれだ!」
運転をしながら素っ気なく言うアイツだった。
何よ…それ!?
説明になってない。
「それに…あんた子供嫌いでは無かったの?」
「…嫌いだ。相手するとやたらに
懐きやがって…うっとうしいし
よくあんな小さな身体にスタミナがあるよな
こっちの身にもなれよ」
ブツブツと文句を言いながらも
その表情は、優しい。
嘘だ!
絶対に子供好きだ。
今日ので、それが良く分かった。
本物の子供嫌いならあんな表情や態度なんてしない。



