「えっ?」
美桜が握っている手を
受け取るためしゃがみ手を出した。
そうしてポロッと手に置かれたのは
「えっ!?
何で美桜が持ってるの?」
握ってたのは、探していた結婚指輪だった。
「おじちゃんが、ママにあげてって言ってたのよ」
アイツが!?
パッと立ち上がりアイツを見る。
「どうしてあなたが、持っているのよ?」
「……行く途中たまたま見つけたんだ。
返しそびれただけだ」
言いにくそうに言うアイツ。
ちょっと!?
こっちは、ずっと探していたのよ!!
しかも必要ないだのさっきまで
言っていたくせに
「し、信じらんない…」
「仕方がないだろ。
こっちは、急いでたんだから」
「だからって連絡ぐらいしなさいよ!?
私は、朝からずっと探してたのよ」
「そこまでやるだけの価値が
アイツにあんのか!?」
怒鳴りつけてくるアイツ。



