「よし、そこを探すで
雷輝、美桜ちゃん…ウチら
向こうに居るさか…って何やってんねん!!?」
えっ…?
すみれが驚く方向を見ると
美桜と雷輝君が、ティッシュやおもちゃを
バラまき遊んでいた。
キャッキャッと大はしゃぎの2人。
えぇっ!?
「こら、2人共
散らかしたらダメでしょう!?メッ」
唖然とするが、慌てて叱った。
「そうやで、雷輝も何やってんねん!?
美桜ちゃんまで一緒に…」
「美桜…ママの真似ちたのよ…」
叱られたため美桜は泣き出してしまった。
雷輝君まで
すみれと顔を見合わせると苦笑いしながら
美桜を抱いてあやした。
私の真似とは……。
そして、しばらくしてからまた再開させた。
探す場所は、アイツの寝室。
中に入るなりすみれは、興奮気味に
「ココで梨花は、
その男と愛の営みをしたんやな?」
そう言いながらニヤニヤしてきた。
ちょっと愛の営みって!?
「へ、変な言い方しないでよ!!
ほら、探すわよ!」
強引に言い探させた。
すみれが変な事を言うから
思い出しちゃったじゃない。
身体が火照ってしまう。



