『んー……ここが今日から私が通う学校か……』
すごく綺麗な校舎を見上げてポツリと呟いたのは
柊木翼。
『よっし!行くかっ!…………ゴンッ』
『いったぁぁぁぁ!』
彼女こそが鈍感少女。柊木翼である
『痛い……でも早く行かなきゃ遅刻しちゃう!よーし!走るかっ!』
今日から鈍感少女の学校生活が始まるのである


『よしついたっ!まずは職員室だよね!』
ガラガラ
『失礼します!夏目先生はいますか?』
私は職員室を見回した
『あ!柊木さん?』
とっても優しそうな女教師だ
『はい!今日から南中に転校してきました!』
『そう!貴方のクラスは一年A組よ!そろそろ授業が始まるわ。一緒に行きましょう。』
『はい!』
そう元気良く言ったものの……ガンッ
『柊木さん!?大丈夫!?』
『はい……大丈夫……です』
やっぱり鈍感少女である
『痛い……今日2度目だよぉ……』
これから彼女はどうなるのだろうか。