んん?
なんか身体中が痛い…



それより…
私生きてるの?



目を開けてみた。


「せん…せ…?」


先生がいた。


「杉浦?目、覚めたか!?よかった…
大丈夫か!?痛いとこない!?」


先生が必死でなんか笑えてきた。


それよりここどこだろ?


「ふふ。大丈夫だよ。
せんせ?ここ…どこ?」


「病院だよ。
お前、崖から落ちて気絶してたの。
黒木が俺を呼びに来てくれたんだ。
先生!どうしよう!美雪ちゃんが!って。」


「そっか…朱音に心配かけちゃった。」


「お礼言っとけとよ。
今井と悠汰もすげぇ心配してた。
俺もすげぇ心配したんだからな?」


「心配かけてごめんなさい」



先生が心配したって言ってくれてわたしは嬉しかった。


私のことを心配してくれる人が朱音と竜也以外にいたんだ…って。



「おぅ。無事だっからよかったよ。これからは気をつけろよ~?
お前ドジなんだから」




「なっ!ドジってひどい!先生!」





「はははっ
ごめんな」