「ねぇ~美雪ちゃんって好きな人とかいないの??」

好きな人…?

好きな人と言われて思いついたのは先生だった

先生!?先生はないない!だって先生だよ?ないないない!

「い、いないよ?」

「え~本当?なんか怪しい~」

「本当だよ!いないいない!」

「美雪ちゃん…顔…赤いよ??
本当は誰が好きなの?」

朱音がニヤニヤしなが聞いてくる。

「うぅー…
本当は、好きっていうか…気になってるっていうか…
なんかドキドキする人はいる…」

「おぉ!だれだれ!?」

朱音がすっごい楽しそう…

「岩田…先生…//」

「岩田先生かあ!かっこいいもんね!
私、応援するから頑張って!」

「もぉ…恥ずかしい//」

「ふふふ
照れてる美雪ちゃんかわいい~」

なんか朱音がSぽっくなってるよ…

「そーいう朱音は好きな人いないの??」

「えぇ~…?
私は…竜くんが好き…//」

そうなの!?
ってことは2人両想いじゃん!
なんか嬉しい!!!

「そうなの!全然気付かなかったよ!」

「本当??もう結構前から好きなんだ…
でも告白する勇気がなくて…
いままでの関係が壊れたら嫌だなって…」

「そんな心配する必要ないよ!絶対大丈夫!」

だって2人は両想いなんだもん!
はやくくっつくといいな。

「じゃあそろそろ戻ろっか?」

「うん」

私たちは歩き始めた。

そのとき…



グシャッ




え??
私の歩いてた場所が崩れて私は落ちていった。

「美雪ちゃん!?」


あぁ、私もう死ぬのかな。
先生のことが好きだってさっき自覚したのに。告白もしないで終わっちゃうんだ。
朱音と竜也と悠汰と…
もっと一緒にいたかったな…


ここで私の記憶は途切れた