「おい美雪!はやくしろよ!俺、入学式から遅刻は嫌だからな!?」


「まあまあ、竜(りゅう)くん美雪ちゃんも急いでるしもう少しまってあげよう?」



馬鹿竜也と朱音が玄関でまっている

今日は高校の入学式なんだけど私は初日から寝坊した

朝は弱いんだよね〜…

玄関にいる竜也と朱音は幼稚園の頃からずっと一緒のいわゆる幼馴染みってやつ。
3人同じ高校に合格したんだ


「ごめん遅くなって…行こっか」

「本当おせーよお前
相変わらず朝起きれねーのな」

「朝は苦手なのー!」

「あはは、美雪ちゃん朝起きれないもんね〜
そーいえば3人同じクラスになれるかな〜??一緒がいいなっ」


朱音は本当にかわいい
ふわふわしていて私の自慢の幼馴染みだ

「クラスまで一緒だったらもう本当腐れ縁だけどな
絶対嫌だわ」

こんなことを言ってる竜也だけど私は知っている。

竜也は朱音が好きだ

誰にもバレてないとか思ってるんだろうけど私にはバレバレ。