「え?」 「そんなこと言ったらダメなんだよ・・・・・・・」 顔をあげ、少年をもう一度見つめながら言った。 視線が合った瞬間、また瞳からなにかが零れ落ちた。 抑え切れない胸のざわめきに耐えられなくなってトウカはその場から逃げるように走り出した。 少年は追いかけてこなかった。